SPICE RECIPE

#29

田口雄一シェフ
SPICE RECIPES VOL.9

タコの花椒オイル和え
by 「湯気」田口雄一

米油に花椒を加えてゆっくりと香りを移したオイルにタコを和えたシンプルなメニュー。ほのかに香る花椒が料理全体をピリリと引き締めます。


<材料>4人分
ゆでダコ 150g
長芋 1/2本分
セロリ 1/2本分
米酢 大さじ1
米油 150g
GABAN® 花椒〈ホール〉 大さじ3
GABAN® 花椒〈パウダー〉 小さじ1/4

<作り方>

  1. フライパンに油と花椒をいれて、火をつける。

  2. 焦がさないように、弱火でじっくりと加熱する。

  3. 油がほんのり色づき、花椒の香りが立ってきたら火からおろして粗熱をとる。

  4. タコを薄切りにする。セロリは筋を除き、斜め薄切りに、長芋は半月切りにする。

  5. ボウルにタコと野菜をいれ、③のオイル(大さじ2)、花椒パウダー、酢と和えて完成。

<MEMO>
上記材料の分量のように、花椒オイルは多めに作っておくと重宝するという田口さん。魚介類やラーメンなどと合わせるのもおすすめ。塩加減はタコの塩味のみなので、味見をして足りなければ調整を。

おいしさを上級に。プロのひと手間

東京・新中野で毎日食べたくなるシンプルな中国家庭料理を提供する「湯気」店主の田口雄一さん。今回は〈タコの花椒オイル和え〉のレシピをさらに本格的に仕上げるコツを紹介します。

▼使用するスパイス
GABAN® 花椒〈ホール〉
GABAN® 花椒〈パウダー〉

POINT.1  

【油は「米油」がおすすめ】

レシピのポイント1

熱を加えて花椒の香りを油に入れるように移していくため、香りが強くない油で作るのがおすすめ。サラダ油でも代用可。

POINT.2  

【花椒は焦がさないように注意を】

レシピのポイント2

焦がしてしまうと苦くなってしまうので要注意。ゆっくりと火を入れ、花椒からふつふつと泡が出て、部屋中にいい香りが広がったらおろし時のタイミング。花椒の実は取り除かなくてもOK。

教えてくれた人

田口雄一

「湯気」店主

会社員の傍ら、師匠が営む料理教室に通い、中華料理を習得。2018年に中野駅前でスタートし、2020年8月に新中野に現在の場所へと移転オープン。油控えめのシンプルな中国家庭料理とともに自然派を中心とするワインが楽しめる。