SPICE RECIPES VOL.3
キャロットラペ
by 「Orby」「uguisu」「organ」紺野真
<キャロットラペ>は「uguisu」オープン当初から作り続けるシェフの王道メニュー。
「Orby」のランチでもたびたび登場する、紺野流〈キャロットラペ〉の鍵を握るスパイス使いを紹介します。
ものの10分で完成しながらもコリアンダー香る本格的な味わい。スパイスビギナーの方も作りやすいレシピです。
<材料>
にんじん 1〜2本(300〜350g)
エシャロット 1/3個(約30g)
GABAN®コリアンダー〈ホール〉 5g(パウダーでも代用可)
塩 小さじ2/3
〜ドレッシング〜
ディジョンマスタード 20g
白ワインビネガー 大さじ4
GABAN®ブラックペパー〈パウダー〉 0.6g
塩 小さじ1/3
サラダ油(あればグレープシードオイル) 大さじ10
<作り方>
1.ドレッシングを作る。
ボウルにサラダ油以外の材料を全て加え、泡立て器を使ってよく混ぜる。
2.①にサラダ油を少しずつ加えながら、泡立て器で攪拌し、ドレッシングをしっかりと乳化させる。
3.チーズすりおろし器の目の粗い部分を使って、にんじんをラペ(すりおろす)する。
すりおろしたにんじんに塩を振り、エシャロットはみじん切りにする。
4.ミルで挽いたコリアンダーを③に加える。(パウダーでも可)
5.②のドレッシングから30g程取り、にんじんに加えてよく混ぜ合わせて完成。
<MEMO>
フランスではエシャロットが王道ですが、手に入らなければ玉ねぎでも十分美味しく作れます。
おいしさをぐっと上級に。プロのひと手間
三軒茶屋「uguisu」、西荻窪「organ」に続き、2023年11月麻布台ヒルズにオープンした「Orby」のヘッドシェフを務める紺野真さん。フレンチの定番前菜〈キャロットラペ〉のレシピをさらに本格的に仕上げるコツを紹介します。
▼使用するスパイス
GABAN® コリアンダー〈ホール〉
POINT.1
【 すりおろし器であえて“粗く”】
「ラペ」とはフランス語で「すりおろす」のこと。スライサーや包丁を使うのもいいけど、すりおろし器の目の粗い部分を使ってすりおろす(ラペ)ことが本来の意味。すりおろし器を使うことで、にんじんの切り口がギザギザになり、ドレッシングがよく馴染む。さらににんじんのジュースが滲み出ることでおいしく仕上がる。
POINT.2
【作り置きする際は、味見をして微調整】
時間を置くと、ラペからにんじんのジュースがでて味がぼやけてしまうため、すぐに食べない場合は、再度味見をして調整を。