SPICE RECIPE

#31

田口雄一シェフ
SPICE RECIPES VOL.10

スペアリブのスパイス煮込み
by 「湯気」田口雄一

時間はかかりますが、「茹でて、焼いて、煮る」の至ってシンプルなステップで完成。じっくり煮込んだスペアリブは、ほろりとやわらか。煮汁は旨みが溶け込んで飲み干したくなるほどの絶品なスープに。部屋中にスパイスの香りが立ったら食べごろのサインです。


<材料> 4人分(ひとり2個ほど)
豚スペアリブ 800g
GABAN® フェンネル〈ホール〉 大さじ1・1/2
GABAN® クローブ〈ホール〉 大さじ2
GABAN® スターアニス(八角茴香)〈ホール〉 2個
にんにく 3かけ
生姜(むいた皮の部分を使用) 5かけ
醤油 50ml

~調味液~
紹興酒 200ml
オイスターソース 大さじ1
黒糖 大さじ3
たまり醬油 100ml *醤油でも代用可

<作り方>

  1. スペアリブを下茹でする。
    熱湯にスペアリブをいれ、再度沸騰したら取り出す。

  2. スペアリブに下味をつける。
    取り出したスペアリブをボウルにいれ、肉の表面に醤油をまぶして、常温で30分置く。

  3. 中華鍋に油を熱したら、スペアリブを中火で焼く。
    表面がこんがりしたら、裏側も同じように焼き目をつける。

  4. 焼き目がついたら、いったん取り出す。

  5. 鍋にスペアリブと水を入れて沸騰させ、アクを取る。

  6. フェンネル、クローブ、スターアニスをお茶用パックに詰める。
    鍋にスパイスを詰めたパック、にんにく、生姜、調味液を加えて、蓋をして弱火で一時間半ほどコトコト煮込む。
    途中、味見をして味を整える。

  7. スパイスのいい香りが立ってきたら、完成。

<MEMO>
生姜はむいた皮の部分をいれることで肉の臭みをとってくれます。

おいしさを上級に。プロのひと手間

東京・新中野で毎日食べたくなるシンプルな中国家庭料理を提供する「湯気」店主の田口雄一さん。今回は、〈スペアリブのスパイス煮込み〉のレシピをさらに本格的に仕上げるコツを紹介します。

▼使用するスパイス
GABAN® フェンネル〈ホール〉
GABAN® クローブ〈ホール〉
GABAN® スターアニス(八角茴香)〈ホール〉

POINT.1  

【スパイスは匂いをかいで香りのバランスを決める】

レシピのポイント1

レシピの分量はおおよその目安。スパイスを皿に取り出して、鼻を近づけて実際にかぎ、作る前から「おいしそう」と思うことが大事だそう。あとは好みでバランスの調整を。

POINT.2  

【煮込むスパイスはお茶用パックに詰める】

レシピのポイント2

スペアリブと一緒に煮込むスパイスは、取り出しやすいように茶葉などをいれるパックに詰めると便利。

教えてくれた人

田口雄一

「湯気」店主

会社員の傍ら、師匠が営む料理教室に通い、中華料理を習得。2018年に中野駅前でスタートし、2020年8月に新中野に現在の場所へと移転オープン。油控えめのシンプルな中国家庭料理とともに自然派を中心とするワインが楽しめる。