SPICE RECIPE

#17

齋藤絵理シェフ
SPICE RECIPES VOL.6

紫キャベツと黄パプリカとズッキーニのアチャール
by 「spicy curry 魯珈」齋藤絵理

色鮮やかな野菜とパプリカパウダーの赤が映え、見た目からも食欲をそそる1品。アチャールとはインドの漬物のこと。カルダモンの爽やかな香とコリアンダーの清涼感、パプリカパウダーの風味で、暑い夏にぴったりな漬物に。カレーに添えたり、混ぜて食べれば、食感と酸味で福神漬けのような役割を果たしてくれます。


<材料>2人分
紫キャベツ 100g
黄パプリカ 100g
ズッキーニ 100g

〜マリネ液〜
GABAN® カルダモン〈ホール〉 8粒
赤唐辛子 2本
砂糖 大さじ1
塩 小さじ半分
酢 250ml
水 250ml

〜仕上げ用パウダースパイス〜
GABAN® パプリカ〈パウダー〉 小さじ1
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉 大さじ1

<作り方>
1.紫キャベツと黄パプリカは2センチ幅の角切りに、ズッキーニはいちょう切りにする。

2.カルダモンに爪で割れ目を入れておく。

3.マリネ液の材料を全て小鍋に入れて沸騰してきたら野菜を入れてヘラで20秒ほど混ぜて火を止める。

4.タッパーなどの容器に移し、あら熱が取れたら冷蔵庫に入れて1日寝かす。

5.マリネ液を捨てたら仕上げ用のパウダースパイス(パプリカ、コリアンダー)を加え、和えたら完成。

<MEMO>
カルダモンの爽やかな香りとコリアンダーの清涼感が合わさる事により、暑い夏にぴったりなお漬け物になります。カレーライスに添えると見た目も華やかになり、混ぜて食べると、食感と酸味で福神漬けのような役割を果たしてくれます。

おいしさをぐっと上級に。プロのひと手間

行列のできる人気カレー店「spicy curry 魯珈」。カレー店を営む傍ら、日々、全国各地のカレーを食べ歩き、カレーやスパイスを探求している店主、齋藤絵理さん。今回は〈紫キャベツと黄パプリカとズッキーニのアチャール〉のレシピをさらに本格的に仕上げるコツを紹介します。

▼使用するスパイス
GABAN® カルダモン
GABAN® パプリカ〈パウダー〉
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉

POINT.1  

【カルダモンを爪で割り、香りを出しやすくする】

レシピのポイント1

カルダモンの表面の皮を爪で割ると黒い粒々が出てくる。割ってから使うことで香りを存分に引き出すことができる。粒の尖っているほうではなく、丸い方に爪を入れると割りやすい。

POINT.2  

【野菜はサッと火を通し、食感を出す】

レシピのポイント2

野菜をマリネ液に入れ、火を通すのは20秒ほど。サッと火を通すことで野菜のシャキシャキ感、パリパリ感を残すことができる。

POINT.3  

【マリネ液に一晩漬け、仕上げ用のスパイスは直前に和える】

レシピのポイント3

野菜をマリネ液とともに一晩寝かすことで、酸味が染み渡る。食べる直前にマリネ液から取り出し、スパイスと和えることでスパイスの香りが引き立つ。

教えてくれた人

齋藤絵理

「spicy curry 魯珈」店主

東京・八重洲の名店「エリックサウス」にて7年間の修行ののちに、2016年に大久保に魯珈をオープン。開店わずか2年で名店の仲間入りを果たす。カレー店を経営する傍ら、コンビニ商品や大手スーパー取り扱いのレトルト商品の監修も手掛けるカレー業界が生んだスパイスの女神。