SPICE RECIPE

#15

齋藤絵理シェフ
SPICE RECIPES VOL.5

スパイシーチキンカレー
by 「spicy curry 魯珈」齋藤絵理

「spicy curry 魯珈」でも人気のチキンカレー。
門外不出のレシピを自宅で作れるようにアレンジ。簡単ながらスパイスの複合的な香り、辛さ、風味を楽しめます。
スパイシーながらもジューシーな鶏肉とトマトのうまみでコクとうまみを味わうことができます。


<材料>
サラダ油 大さじ3
GABAN® シナモンスティック〈カシア〉 5cm
GABAN® マスタードシード 小さじ1
GABAN® クミン〈ホール〉 小さじ1
にんにく(すりおろし) 大さじ1/2
生姜(すりおろし) 大さじ1/2
玉ねぎ(みじん切り) 1個
鶏もも肉 500g

〜A〜
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉 大さじ1・1/2
GABAN® クミン〈パウダー〉 大さじ1
GABAN® カイエンペパー 小さじ1(レッドペパーでも可)
GABAN® あらびきブラックペパー 小さじ1 
GABAN® ターメリック〈パウダー〉 小さじ1
GABAN® クローブ〈パウダー〉 小さじ1/2

ダイスカットトマト缶 300g
塩 小さじ1
水 200ml

GABAN® ガラムマサラ〈パウダー〉 適量

<作り方>
1.鍋にサラダ油を入れ、シナモンとマスタードシードを入れてから点火する。弱火で加熱しマスタードシードがパチパチ弾けて来たらクミンを投入する。

2.クミンから気泡が出てきたらにんにくと生姜を入れ軽く炒める。良い香りがしてきたらみじん切りにした玉ねぎを入れ弱火のまま7分間炒める。

3.鶏肉を入れたらしっかり火が通るまで炒める。

4.鶏肉に火が入ったらAのスパイスと塩を入れ、絡め合わせるように炒める。

5.トマトを入れ、少し煮詰めたら分量の水を加える。

6.ふつふつと沸いてきたら、弱火のまま3分煮込んだら完成。

7.お皿に盛り付けてから最後にガラムマサラをお好みの量ふりかけて完成。

<MEMO>
スパイスや玉ねぎは焦げやすいので常に弱火のまま調理すると焦げによる苦味を防止できます。ガラムマサラは煮込まず、お皿に盛り付けた最後にカレーの上にふりかけると香りをダイレクトに楽しめます。

おいしさをぐっと上級に。プロのひと手間
スパイシーチキンカレー

行列のできる人気カレー店「spicy curry 魯珈」。カレー店を営む傍ら、日々、全国各地のカレーを食べ歩き、カレーやスパイスを探求している店主、齋藤絵理さん。今回は、これまで門外不出だった「spicy curry 魯珈」の〈スパイシーチキンカレー〉のレシピをより本格的に仕上げるコツを紹介します。

▼使用するスパイス
GABAN® シナモンスティック〈カシア〉
GABAN® マスタードシード
GABAN® クミン〈ホール〉
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉
GABAN® クミン〈パウダー〉
GABAN® カイエンペパー
GABAN® あらびきブラックペパー
GABAN® ターメリック〈パウダー〉
GABAN® クローブ〈パウダー〉
GABAN® ガラムマサラ〈パウダー〉

POINT.1  

【スパイスを炒めるときは弱火】

レシピのポイント1

弱火でテンパリングをすると焦げにくい。弾け飛びやすいマスタードシードも弱火でテンパリングすれば、大きく弾け飛ぶことは少ない。粒の小さなクミンシードは焦げやすいので後から入れるのもポイント。油の温度が高くなりすぎたら火から離して落ち着かせるとよい。

POINT.2  

【じっくりと長めに火を入れて、パウダースパイスと油をなじませる】

レシピのポイント2

パウダースパイスを加えたあとは、急がず長めに火を入れて油となじませると、粉っぽくならずにねっとりとした質感に仕上がる。

POINT.3  

【ガラムマサラは食べる直前にかける】

レシピのポイント3

ガラムマサラは煮込まずに、お皿に盛り付けた最後にカレーの上に振りかけることで、食べた瞬間に口の中いっぱいに香りが広がり、ダイレクトに香りが楽しめる。

カレーのおいしさを底上げする名脇役
ターメリックライス

あざやかな黄色と食欲をそそる香りのターメリックライスはカレーのおいしさを引き上げてくれる縁の下の力持ち。炊飯器にスパイスをセットするだけの簡単レシピだが、齋藤シェフが研究の末編み出した絶妙な配合になっている。
「スパイスの苦味が出ず、香り豊かに、彩り華やかになるゴールデンバランスになっています」。

<材料>
GABAN® ターメリック〈パウダー〉 小さじ1と1/2
GABAN® ローリエ 2枚(トルコ産、アメリカ産お好みで)
米 3合
水 600ml

<作り方>
1.炊飯器に研いだ米と分量の水、ターメリックパウダーを加え、よく混ぜる。

2.20分間浸水したあと、もう一度しっかりと混ぜてからローリエを加えて炊飯する。

3.炊き上がったらローリエを取り除き、混ぜ合わせたら完成。

<MEMO>
辛くないのでお子さんも一緒に楽しめる。

POINT.1  

【炊飯器に研いだ米と分量の水、ターメリックパウダーを加え、よく混ぜる】

レシピ2のポイント1
POINT.2  

【20分間浸水したあと、もう一度しっかりと混ぜてからローリエを加えて炊飯する。】

レシピ2のポイント2
POINT.3  

【炊き上がったらローリエを取り除き、混ぜ合わせたら完成。】

レシピ2のポイント3

教えてくれた人

齋藤絵理

「spicy curry 魯珈」店主

東京・八重洲の名店「エリックサウス」にて7年間の修行ののちに、2016年に大久保に魯珈をオープン。開店わずか2年で名店の仲間入りを果たす。カレー店を経営する傍ら、コンビニ商品や大手スーパー取り扱いのレトルト商品の監修も手掛けるカレー業界が生んだスパイスの女神。