SPICE RECIPE

#92

キッチンで料理をしている女性
SPICE RECIPES VOL.28

ポークビンダルーカレー
by 「spicy curry 魯珈」齋藤絵理シェフ

南インド・ゴアでよく食べられる酢の酸味を効かせたポークビンダルーカレー。ゴアはポルトガル領だったことからワインビネガーを使ったカレーが伝統的に食べられていたのだそう。さっぱりとした酸味が夏にぴったりな一皿です。

<材料>4人分
~マリネ用調味料~
GABAN®︎ ガラムマサラ®︎〈パウダー〉 小さじ2
白ワインビネガー 大さじ2

豚バラ肉角切り 400g

サラダ油 大さじ3
鷹の爪 4本
にんにく 大さじ1/2(すりおろす)
しょうが 大さじ1/2(すりおろす)
玉ねぎ 1個(みじん切り)

A
GABAN®︎ ガラムマサラ®︎〈パウダー〉 大さじ1
GABAN® コリアンダー 〈パウダー〉 大さじ2
GABAN® ターメリック〈パウダー〉 小さじ1
GABAN®︎ ブラックペパー 〈パウダー〉 小さじ1
GABAN®︎ シナモン〈カシア パウダー〉 小さじ1
塩 小さじ1

白ワインビネガー 大さじ1
ダイスカットトマト缶 400ml
水 200ml

GABAN®︎ ガラムマサラ®︎〈パウダー〉 適量(仕上げ用)

<下準備>
*あらかじめ豚肉を2〜3㎝角に切り、ガラムマサラ®︎と白ワインビネガーを揉み込み、10分ほど置いてマリネする。

<作り方>

  1. フライパンに油を入れ、弱火で鷹の爪の色がほんのり茶色くなるまで炒め、にんにくとしょうがを入れる。

  2. にんにくとしょうがの香りがしてきたら、玉ねぎを加え、あめ色になるまで炒める(約10分)。

  3. マリネしておいた豚肉を入れて、表面の色がしっかり変わるまで炒める。

  4. Aと白ワインビネガーを入れ、スパイスの香りがしっかり立つまで弱火で馴染ませるように炒める。

  5. トマトと水を加え、弱火で5分ほど煮込んで、火を止める。

  6. お皿に盛り付け、ガラムマサラ®︎を適量振りかけて完成。

<MEMO>
ポルトガル領ということでキリスト教文化があったためインドでは珍しい豚肉を使ったカレーに。豚肉は大きめに切って使い、食べ応えを出すと◎。
ガラムマサラ®︎を3段活用することで、香りを存分に味わえる。シナモンの甘い香りを効かせるのが齋藤シェフ流。

レシピをもっとおいしく。プロのひと手間

行列のできる人気カレー店「spicy curry 魯珈」。カレー店を営む傍ら、日々、全国各地のカレーを食べ歩き、カレーやスパイスを探求している店主、齋藤絵理さん。今回は、夏にぴったりな〈ポークビンダルーカレー〉のレシピをより本格的に仕上げるコツを紹介します。
スパイスの香りを存分に楽しめるカレーにするためのガラムマサラ®︎の3段活用をご紹介。

▼使用するスパイス
GABAN® ガラムマサラ® 〈パウダー〉
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉
GABAN® ターメリック〈パウダー〉
GABAN® ブラックペパー〈パウダー〉
GABAN® シナモン〈カシア パウダー 〉

STEP.1

【ガラムマサラ®︎と白ワインビネガーで豚肉をマリネする】

フライパンの中の食べ物

ガラムマサラ®でマリネすることで豚肉の臭みを消します。ワインビネガーにより柔らかく仕上げる効果も。

STEP.2

【スパイスと油をなじませるように炒めて香りを出す】

屋内, テーブル, 食品, 座る が含まれている画像

ガラムマサラ®︎ 3段活用の2段目は、他のスパイスと炒めて使用。煮込みの軸となります。しっかり油となじませることで粉っぽさをなくします。

STEP.3

【仕上げにガラムマサラ®︎を振りかける】

鍋に入った料理

仕上げにガラムマサラ®︎をカレーの上に振りかけることで、一口目から香りを楽しめるカレーに。熱により香りが薄れてしまうスパイスがあるため、仕上げのひと振りで、よりダイレクトに華やかな香りを楽しめるようになります。

教えてくれた人

齋藤絵理

「spicy curry 魯珈」店主

東京・八重洲の名店「エリックサウス」にて7年間の修行ののちに、2016年に大久保に魯珈をオープン。開店わずか2年で名店の仲間入りを果たす。カレー店を経営する傍ら、コンビニ商品や大手スーパー取り扱いのレトルト商品の監修も手掛けるカレー業界が生んだスパイスの女神。