SPICE RECIPE

#90

キッチン、植竹大介
SPICE RECIPES VOL.27

エリンギキーマカレー
by 「旧ヤム邸」植竹大介

エリンギを肉に見立てた、満足感のあるスパイスカレー。豆の旨みとエリンギの歯ごたえが重なり、食べ応えのある一皿です。さらに豆腐を加えることで、口当たりをなめらかに。エリンギの食感を残すことで、3つの素材のコントラストが引き立ちます。

<材料>2人分
エリンギ 100g 
GABAN® マスタードシード 2g
GABAN® クミン〈ホール〉 ひとつまみ
鷹の爪 3本
玉ねぎ 1/2個(薄切り)
にんにく 1片(みじん切り)
しょうが 4g(みじん切り)
乾燥チャナダル(挽き割りひよこ豆) 50g(軽くすすいで、1時間以上浸水させる)  
絹ごし豆腐 100g(1cmの角切りにする)
トマトジュース(食塩不使用) 150g
オリーブ油 大さじ3〜4
塩 3〜5g

〜パウダースパイス〜
GABAN® クミン〈パウダー〉 2g
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉 2g
GABAN® レッドペパー〈パウダー〉 5〜6振り
GABAN® ブラックペパー〈パウダー〉 3振り
GABAN® ナツメグ〈パウダー〉 3振り
GABAN® シナモン〈カシアパウダー〉 4振り
GABAN® オールスパイス〈パウダー〉 5振り

<作り方>

  1. エリンギは1cmの角切りにする。玉ねぎは薄切りにする。

  2. フライパンにオリーブ油とマスタードシードを入れ、中火にかける。パチパチと音がしてきたら、弱火に落とす。

  3. 鷹の爪とクミンホールを加え、手早く油になじませる。水気を切ったチャナダルを加え、中火で3〜5分炒め、うっすら色づくまで炒める。

  4. 玉ねぎ、にんにく、しょうがを加えて強火にし、玉ねぎがきつね色になるまで炒める。中火に落としてエリンギを加え、全体に油がなじむまで炒める。

  5. 豆腐を加えて軽く混ぜ、トマトジュースを注ぐ。煮詰まったら火を止め、パウダースパイスと塩を加えて混ぜたら完成。

<MEMO>
「チャナダル」は、レンズ豆やひよこ豆の水煮でも代用できますが、香りや食感の違いを楽しめるので、ぜひとも手に入れてお試しを。

レシピをもっとおいしく。プロのひと手間

大阪発のスパイスカレー店「旧ヤム邸」を立ち上げ、東京・下北沢や日比谷に展開する料理人・植竹大介さん。ジャンルを越えた自由な発想と、日替わりカレーで多くのファンを魅了してきました。今回は、そんな植竹さんに〈エリンギキーマカレー〉のレシピを教えていただきました。本格的に仕上げるためのコツとともにご紹介します。

▼使用するスパイス
GABAN® マスタードシード
GABAN® クミン〈ホール〉
GABAN® クミン〈パウダー〉
GABAN® コリアンダー〈パウダー〉
GABAN® レッドペパー〈パウダー〉
GABAN® ブラックペパー〈パウダー〉
GABAN® ナツメグ〈パウダー〉
GABAN® シナモン〈カシアパウダー〉
GABAN® オールスパイス〈パウダー〉

POINT.1

【チャナダルを使う】

チャナダルを炒める工程

半割りタイプのひよこ豆「チャナダル」は、食べ応えと独特の食感が魅力。乾燥豆なので保存もしやすい。ハラールショップやオンラインで購入可。

POINT.2

【炒める際は火加減に注意を】

トマトジュースを加えて、炒める工程

トマトジュースを加えたあとは焦げやすくなるため、中火以下で慎重に。かき混ぜながら、下からじっくり炒めるのがポイント。水分が一気に飛び始める瞬間を逃さず、旨みを凝縮させてキーマに近づけていく。

教えてくれた人

植竹大介

「旧ヤム邸」オーナーシェフ

1999年に「ヤムティノ」を構えたのち、2011年に「旧ヤム邸 空堀店」をオープン。以降、東京・下北沢や日比谷にも店舗を拡大。ジャンルの枠にとらわれず、和洋中の要素を自在に取り入れる独自のカレーが注目を集め、イベントやメディアにも多数出演。全国にファンを持つ存在に。