
SPICE RECIPES VOL.22
ミックスベリークリームソーダ
by 「洋食KUCHIBUE」坂田阿希子
ベリーの香りと、しゅわっと広がる甘酸っぱさ。甘く爽やかなタラゴンを加えるだけで、ふわりと香りの余韻が残り、ぐっと洗練された印象に。ハーブが引き立てる甘さと香りで、まるで、大人のいちごミルクのような一杯。
<材料>6~7杯分
いちご 200g
ラズベリー 70g
ブルーベリー 50g
グラニュー糖 果物の重さの70%(約230g)
GABAN® タラゴン〈ホール〉 1瓶
炭酸水 適量
バニラアイスクリーム 適量
<作り方>
-
いちごのヘタをとる。ボウルにいちご、ラズベリー、ブルーベリーを入れ、グラニュー糖の半量を全体にまぶす。軽く混ぜてなじませたら、残りを加えてまぶす。そのまま30分ほど置き、果実となじませる。
-
鍋を弱火にかける。じんわりと果実から水分がにじみ出てきたら、タラゴンを加えて火を強める。
-
アクが出てきたら取り除き、火を弱めて6分〜7分ほど煮る。
-
粗熱をとりグラスに注ぐ。ソーダを加え、アイスクリームをのせたら完成。
<MEMO>
冷凍のベリーでも代用OK。色味を鮮やかにしたいときは、ラズベリーやいちごを中心に。ブルーベリーを多く使うと、仕上がりがやや茶色っぽくなるので注意。いちごは、小粒のもののほうが香りも甘さもぎゅっと詰まっておすすめ。煮沸した瓶に詰めて冷蔵で3週間ほど保存可能。
レシピをもっとおいしく。プロのひと手間
雑誌やテレビをはじめ、数々のレシピ本でも活躍する料理家・坂田阿希子さん。2019年には東京・代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープンし、その確かな味とセンスでファンを魅了し続けています。今回は、そんな坂田さんに〈ミックスベリーソーダ〉のレシピを教えていただきました。本格的に仕上げるためのコツとともにご紹介します。
▼使用するハーブ
GABAN® タラゴン〈ホール〉
POINT.1
【果実はなるべく触れずに、やさしく】

グラニュー糖をまぶすときは、なるべくヘラなどで触れずに、ボウルを振って転がすようになじませるのがおすすめ。うまくいかないときは、手でそっとなじませてもOK。果実をつぶさないようふんわりと。
POINT.2
【ジャムになる手前のフレッシュさを残す】

果実は煮詰めすぎず、“ジャムになる手前”で火を止めるのがポイント。軽くとろみがつくくらいで仕上げると、果物のみずみずしさがほどよく残り、ソーダにしたときの爽やかさが引き立つ。
POINT.3
【蓋をして、そのまま余熱でなじませる】

粗熱をとるときは、蓋をしてしばらく余熱にまかせて。じんわりと蒸されて、タラゴンの香りがより立つ仕上がりに。