SPICE RECIPE

#3

古賀純二シェフ
SPICE RECIPES VOL.2

パプリカのピクルス
by 「シェ・イノ」古賀純二総料理長

白ワインにローリエを加え、香り高く仕上げたパプリカのピクルス。
爽やかで軽やかな酸味が効いた味わいに、コリアンダーの香りを潜ませて。
ホールのまま粗挽きすれば、ガリっと噛んだ瞬間にふわっと爽やか。従来のピクルスにアクセントが生まれます。


<材料>
パプリカ赤、黄 各 1 個
ミニトマト  10 個
バジル 少量 
EXV.オリーブオイル 適量

〜ピクルス液〜
白ワイン  200ml
水  100ml
酢  100ml
にんにく  1 片
鷹の爪  1 本
GABAN® ローリエ(アメリカ産)〈ホール〉  2 枚
GABAN® コリアンダー〈ホール〉 少量 (パウダーでも代用可)
砂糖  50 g
塩  10 g

<作り方>
1.鍋に白ワイン、水、酢、にんにく、鷹の爪、ローリエ、粗挽きにしたコリアンダー、砂糖、塩を入れて沸かす。

2.湧いたらピクルス液を火から下ろす。

3.パプリカを縦に切り、ピクルス液に一晩漬け込む。

4.ミニトマトを氷水につけて湯むきし、漬け込んでおいたピクルスに加える。

5.皿に盛り付け、EXV.オリーブオイルを回しかけ、バジルを飾り、塩(分量外)を振って完成。

< MEMO >
火から下ろしたピクルス液は少し置いて、温かいうちに漬け込んでも。味が染み込みやすく、シャキシャキの仕上がりになります。

おいしさをぐっと上級に。プロのひと手間

東京・京橋の老舗グランメゾン「シェ・イノ」で、正統派のフランス料理を 40 年以上追求し続ける古賀純二総料理長。今回は、〈パプリカのピクルス〉のレシピをさらに本格的に仕上げるコツを紹介します。

▼ 使用するスパイス
GABAN® ローリエ(アメリカ産)〈ホール〉
GABAN® コリアンダー〈ホール〉

POINT.1  

【 ミニトマトは一晩漬け込んだ後に加える】

レシピのポイント1

トマトは後から漬け込むことで、崩れにくくきれいな形に。気にしない場合は一緒に漬け込んでも。

POINT.2  

【 盛り付けは、円を描くように】

レシピのポイント2

パプリカは、円を描くように重ね、ミニトマトはその隙間にのせるとシェフのような仕上がりに。

教えてくれた人

古賀 純二

「シェ・イノ」総料理長

1964年生まれ。佐賀県出身。1984年、正統派フランス料理店として名高いグランメゾン「シェ・イノ」に入社。当時のオーナーシェフ井上旭氏のもとで修業を重ね、2006年シェ・イノの料理長に就任。2016年には、「現代の名工」受章。