PROFESSIONAL POINT
プロが教えるスパイスづかい
「chioben」山本千織
料理家・山本千織さんが手がける「chioben」。2011年のスタート以来、鮮やかな色づかいと意外性ある味で、撮影現場やケータリングで人々を魅了してきた。そんな山本さんのアトリエには、スターアニスやシナモン、花椒、クミン、コリアンダーなど、日々の料理に寄り添うスパイスがずらり。
「お弁当のおかずには、誰もが親しんだ家庭的な味つけをベースに、ときどき味変のような感覚でスパイスを加えています。甘じょっぱい味には、だいたいどんなスパイスもよく合うんです」
SPICE
山本千織さんのスパイス使い
「お弁作りにおいて最大の敵は水分。だからこそ、下準備や調理ではできるだけ水分を出さない工夫を重ねています。その一つが、揚げたり焼いた魚や肉の仕上げに、煮詰めた自家製の調味料をからめる方法。そこへスパイスを加えて香りを重ねることで、冷めてもおいしい一品に仕上がります」
STORAGE
ストックしやすく、使いやすく
「アトリエの一角にスパイスコーナーを。パウダーは缶のまま、ホールは袋から出して、密閉できる容器に。容量が大きくて中が見えるものを選んで、ストックしやすくしています」
常備スパイス
スターアニス(八角茴香)・シナモン
「自家製の調味料に、スターアニスやシナモンを加えるのも日常の工夫。甘やかな香りが素材の旨みを引き立て、ひと口で“甘辛”だけでは終わらない奥行きを生み出します。煮込み料理から果物のチャツネまで活躍する万能スパイスです」