PROFESSIONAL POINT

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PROFESSIONAL POINT

プロが教えるスパイスづかい
「旧ヤム邸」植竹大介

大阪・谷町六丁目に「旧ヤム邸 空堀店」をオープンして以来、東京・下北沢や日比谷にも展開し、スパイスカレーの人気を牽引してきた植竹大介さん。和洋中の要素を自在に組み合わせた自由な発想のカレーで、スパイスカレー界に新風を巻き起こした。そんな植竹さんがカレー作りで大切にしているのは、「自分の好み」を見つけることだそう。

「オリジナリティを出すなら、レシピに頼らず、まずは自由につくってみるのがいいとおもいます。気になるスパイスを一つ選んで、そればかり使ってみるのも面白いですよ。そこから、自分だけの味が見えてくるはずです」

SPICE

植竹大介シェフのスパイス使い

カウンター越しの植竹大介シェフ

「スパイスの種類は、少なくても充分。慣れている人ほど10種以下でバランスをとります。ただ、整いすぎるとどこか味気ない。苦味があったりや香りが強すぎたりするスパイスも、組み合わせることで奥行きや複雑さが生まれ、おいしくなります」

STORAGE

スパイス棚には、常時30種以上

スパイス棚

「スパイスはドライハーブも含めて、自宅でも常時30種類以上、多いときには50〜60種類ほどをストック。他にも竹炭パウダーのような珍しいものなど、すべて瓶に詰めて整然と保管しています」

常備スパイス

GABAN® for Curry 〈スパイスカレートッピング〉

GABAN® for Curry 〈スパイスカレートッピング〉

「カレーの仕上げにかけるだけで、凝ったレシピでなくても一気にスパイスカレーらしくなる。粒が大きめでワイルドな香り立ちがありつつ、スパイスのバランスも絶妙。ひと振りで決まるから、ついストックしてしまいます」

教えてくれた人

植竹大介

「旧ヤム邸」オーナーシェフ

1999年に「ヤムティノ」を構えたのち、2011年に「旧ヤム邸 空堀店」をオープン。以降、東京・下北沢や日比谷にも店舗を拡大。ジャンルの枠にとらわれず、和洋中の要素を自在に取り入れる独自のカレーが注目を集め、イベントやメディアにも多数出演。全国にファンを持つ存在に。