PROFESSIONAL POINT

#82

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PROFESSIONAL POINT

プロが教えるスパイスづかい
「SUPPLY」小林隆一

幡ヶ谷の人気イタリアン「SUPPLY」の小林隆一シェフ。メニューにはお酒に合うイタリア料理が並ぶ。

「凝った料理はなくて、シンプルな料理が多い」と語る小林シェフのスパイス使いを聞いてみた。

「イタリアは南と北と食文化が全然違います。僕はトマトやオリーブオイルなど、素材の味を生かした南イタリアの料理が好き。今回紹介したパンパネッラも肉とスパイスの美味しさを味わえる料理でしたが、そういうシンプルな料理をお酒と一緒に楽しむのが最高です」

SPICE

小林隆一シェフのスパイス使い

スパイス調合

「トマトやオリーブオイルなど、素材の味を生かした南イタリアの料理が好きです。現地では、ペペロンチーノ・ピカンテ(辛い唐辛子)とペペロンチーノ・ドルチェ(辛くない唐辛子)を組み合わせて使用するので、使い分けています」

STORAGE

ボトルで保存

ボトルを持つ小林隆一シェフ

「よく使うものは大容量で購入するので、オリーブの空き瓶に移し替えて保存しています。 GABAN®の小瓶のまま保存しているものも。それらをボックスにまとめて、キッチンの棚に収納しています」

常備スパイス

クォーターエピス、カイエンペパー、オレガノ、パプリカ、ナツメグ

クォーターエピス、カイエンペパー、オレガノ、パプリカ、ナツメグの瓶

「ハーブを使うことが多いイタリアン。特にオレガノはいろいろな料理で使います。フランスの伝統的なスパイスミックスであるクォーターエピスも煮込み料理などで登場します」

教えてくれた人

小林隆一

「SUPPLY」オーナーシェフ

長野県出身。エコール辻卒業後、中目黒の「サルバトーレ」など有名イタリア料理店で料理の経験を積み、イタリアを訪れて料理と文化に触れる。2019年幡ヶ谷に「SUPPLY」をオープン。SUPPLYでは料理を担当。